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2018.02.07更新

 近ごろよく見聞きする「忖度」という言葉。「相手の気持ちを推し量る」を意味し、「日本社会ならではの美徳」といった解釈も聞かれます。ところが今回の調査は、言葉を知らなかった人と、全く使っていない人を合わせて全体の7割。文化として「恥ずべき」との声が「誇るべき」を上回るなど、予想外にシビアな結果でした。

 

「必要ない」も大勢

 

 昨年、大阪府にある国有地が、大幅な安値で森友学園に売却された問題が明るみに出ると、首相夫人が小学校の名誉校長だったことなどから「官僚の忖度が働いたのでは」との疑惑が浮上した。

 「税金を使う公務員が特定の人に対して忖度することはいけない」(三重、54歳男性)、「政治が江戸時代かそれ以前の段階なのか。お主も悪のよう、という時代劇みたい」(神奈川、71歳女性)など、政治と行政の透明性を求める声は多かった。

 我々の日常にも忖度はあるのか。「最近、忖度した」のは全体の4割。「思いやり、おもてなしの心得が真意に近い。度を超えていない限り、むしろ日本人の美徳」(徳島、76歳男性)なじみの薄い言葉を「思いやり」と置き換え、肯定する人が目立った。

 理由の1位も「相手への思いやり」で、相手や周りのことを考える人が多かった。

 「見返りを要求すべきものではないはずだが、いつのまにか忖度=恥ずべき風潮と受け止められるようになったのが残念」(千葉、63歳男性)など、見返りや損得勘定抜きの思いやりが評価された。

投稿者: 松村税務会計事務所

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