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2017.03.22更新

埼玉県警が7000人調査

「行先忘れた」80歳以上4.1% 加齢につれ認知機能低下

 

 高齢者による交通事故や犠牲者が増えていることを受け、日本認知症予防学会の浦上克哉理事長が監修した「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」による調査が埼玉県内で行われ、80歳以上で「行先を忘れることがある」が4.1%など大半の項目で加齢とともに数値が上昇していることがさきごろ、同県警のまとめで分かった。浦上理事長は「チェック項目が多い人は認知機能の病的障害を念頭に、専門機関を受診するなどしてほしい」と呼びかけている。

 調査は昨年10~11月、同県内で免許更新のため警察署などを訪れた高齢者らを対象に実施し、6929人が回答した。

 年齢別内訳は64歳以下1321人、65~69歳764人、70~74歳2351人、75~79歳1565人、80歳位以上824人、年齢記載なし104人。

30項目のうち、「アクセルとブレーキを間違えることがある」64歳以下の0.5%から加齢とともに漸増。75~79歳は1.3%だったが、80歳以上は2.8%に跳ね上がった。「反対車線を走ってしまった」は80歳以上で3.9%。また、「今までできていたカーステレオやカーナビの操作ができなくなった」は80歳以上で6.7%となり、64歳以下の0.2%の約34倍となった。

 30項目中5つ以上にチェックが入った割合は、65~69歳5.2%、70~74歳6.9%、75~79歳8.9%8.9%_と上昇。80歳以上は11.2%で64歳以下の5倍以上に及んだ。

 チェックの最多は「あまり洗車をしなくなった」で80歳以上は18.3%。浦上理事長は「老化や認知機能の低下による意欲の低下が原因」とコメント。同県警は「チェック項目が多い人は、運転免許の自主返納を検討してもらいたい」としている。

 

投稿者: 松村税務会計事務所

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