コンビニ・専業店→移動販売屋台村→即席社食・置き弁
多くの会社員はランチ時間前にこう思っている。「行列待ちほど無駄な時間はない」「高層ビルから出るのは面倒」_。こうしたニーズを受けて、ランチの世界が様変わりしている。職場にまで入り込んで弁当を提供するサービスが登場し、オフィスに自動販売機を増やすコンビニエンスストアも。働くママも増え、ランチ時間の短縮は新市場を創造しつつある。
「今日は何があるの?」「あさりご飯がおすすめです」。六本木にある高層ビルの6階。ソーシャルゲーム開発を手がけるグループス(東京・港区)社内の共有スペースは、昼時になると即席の「社食」に変身する。
普段は朝礼やミーティングに利用する広々としたスペースの一画にあるカウンターに、和洋中など約120個の弁当がずらり。価格は500〜600円ほどだ。社員は購入した弁当を共有スペースのレンジで温め、仲間同士で食事を楽しむ。
「毎日、違う種類が並ぶので、今日は何かな?とワクワクする」と話すのは社員の西山すのさん(28)。ほぼ毎日、ここで弁当を購入するという真島隆大さん(30)も「外食だと移動や時間待ちで30分近くかかる。時間を節約できるのがいい」と喜ぶ。同社の社員約500人のうち、毎日100人ほどが利用するという。
この「即席社食」は、法人向け弁当配達を手掛けるスターフェスティバル(東京・渋谷)が昨年8月に始めたサービス「シャショクル」だ。提携する飲食店と開発した300ブランド・4千種類の弁当から毎日十数種類を日替わりで昼食時に契約企業へ届け、同社のスタッフがオフィスの空きスペースで販売する。
導入費や運営費は無料。廃棄ロスも同社が負うという気軽さから、利用企業は主要都市中心に約200社に拡大した。スターフェスティバルは「全国の労働者の約65%に相当する4千万人が昼食を社内でとっている」と試算。社員食堂のない企業を中心に伸びしろは大きいとみる。
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