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2016.06.08更新

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
 サイバーエージェントは、テレビCMをあまり見ない層に向けインターネット広告を効果的に配信する技術を開発した。慶応大学と共同でテレビ視聴率について調査し、CMを視聴しない人の生活スタイルやネット上の行動を分析。独自システムで似たような消費者を抽出し、広告を配信する。若者らの「テレビ離れ」が叫ばれる中、CMで期待した効果が出ていない企業などへの導入を促す。

 まず、ビッグデータ解析を専門とする慶大の熊坂賢次教授らと昨年10月、全国の15歳〜69歳約2万人を対象に調査した。
 これによると平日1時間以下、かつ休日2時間以下しかテレビを見ない「ローテレ」層は37.4%。年代別では10代後半〜40代は40%以上がローテレ。20代を中心に若者の間ではテレビを持っていない層も目立つ。
 1月にはさらに10万人分を追加調査し、データを収集。ローテレ層の行動特性を分析した結果、例えば「ビジネススキルの習得に余念のない営業系サラリーマン」や「海外旅行の情報を頻繁にチェックしている」「料理関係のコンテンツをよく見る」などといった傾向があると推測する。
 今回、サイバーエージェントが開発した新しいネット広告配信技術「ローテレフォーカス」はこうしたテレビCMをあまり見ない年代や行動特性の分析結果を基に、広告を効果的に届ける。
 消費者の膨大な情報を管理・分析する同社のプライベートDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)にローテレ層のデータを入れた上で、類似した人を抽出する。ローテレ層と思われる数千万人規模のリストを作成し、対象者にネット広告を配信するシステムだ。新技術を使ったサービス料金は、1社あたり1000万円〜2000万円を予定する。
 一方、調査では、平日・休日ともに3時間以上テレビを見る「ハイテレ」層も31.9%いた。年代別では50〜60代が中心。女子会を楽しんでいる主婦もテレビをそれなりに見ていると分析する。
 ハイテレ層に向けたネット広告配信技術「ハイテレフォーカス」も開発した。ローテレフォーカスと同様に年代や行動特性を基に対象者を絞って配信。CMと似たような動画広告を制作し閲覧者の興味をひく。
 ローテレフォーカス、ハイテレフォーカスを合わせ年内に100社への導入を目標に掲げる。

投稿者: 松村税務会計事務所

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