防災パークと野菜工場に
宮城県東松島市はさきごろ、東日本大震災の津波で浸水した小学校2校舎を東京の民間企業2社に貸与し、LED(発行ダイオード)を使った野菜工場や防災をテーマにした体験型レジャー施設として活用する方針を明らかにした。今年度内に貸与契約を結び、4月から活用予定。津波で被災した校舎の民間転用は初の試みとなる。
貸与されるのは旧野蒜小校舎。いずれも津波で1階部分が浸水した。旧野蒜小校舎(鉄筋3階建て)は損壊部分に板張りをし、被災者支援NPOが拠点として利用中。新年度からは東京都新宿区の「J・M・S」が校舎2階に震災の歴史や防災の大切さを伝える映画館やテーマパークを整備。1階に物産展や食堂を設ける計画だ。
現在は利用されていない旧浜市小校舎(鉄骨2階、一部3階建て)は、世田谷区の「Vプランニング」が屋内運動場やグラウンドでイチゴやレタス、ミニトマトなどを栽培し、1階に栽培した作物が味わえるレストランなどを設置予定だ。
いずれの校舎も耐震性に問題はなく、地元住民から「緊急避難所として残してほしい」と要望がでていた。さらに民間事業者から活用の問い合わせがあったことから、市は昨年11月から活用策を公募。応募した計4社から各校舎1社ずつを選んだ。
市によると、災害時は、緊急避難場所として住民を受け入れることを条件とし、建物と土地は原則10年間の有償貸与。ただ、住民の雇用など復興に貢献していると判断できる場合は無償とする。両事業とも15人以上の地元雇用の創出が見込まれ、阿部秀保市長は「解体予定だった校舎で安定した雇用が生まれればすばらしい」と期待を寄せている。
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