所長ブログ

tel_sp.png
メールでのお問い合わせ

2015.11.16更新

特産品や限定品豪華さ競う

 出身地や応援したい自治体に寄付をすると税金が減額される「ふるさと納税」。2008年に始まった制度ですが、寄付の返礼品が年々豪華さを増しています。今回は「もらえたらうれしいお礼の品」を尋ねると同時に、加熱する返礼品競争のあり方についても意見をうかがいました。

 牛肉やカニ、高級フルーツ・・・・。上位には普段手が出ない特産品が並んだ。「自分ではなかなか買えない牛肉や、その地域でしか得られない旬の食材が魅力的です」(栃木、57歳女性)
 生活必需品の米も2位に。「食べ盛りの息子たちがいるので、助かる」(兵庫、49歳女性)。「重量物搬送手間いらず」(神奈川、74歳男性)と、重い米が自宅に届くメリットを説く人もいた。
 高級品や生活必需品以外で人気だったのが宿泊券だ。「寄付した場所に泊まって、土地の魅力を知って、さらにおみやげを購入してその土地に還元できたらいい」(東京、41歳女性)。寄付した自治体を深く知り、貢献したいと選んだ人が多かった。
 実際にふるさと納税をしたことがあるかも尋ねた。「ある」と応えた人は8%程度。寄付理由は大きく二つに分かれた。
 一つは、故郷などなじみの自治体や応援したい自治体に寄付するケース。高知県香美市に寄付をした京都の公務員男性(58)は「親が居住し、将来自分も居住することになるから」。千葉の会社員男性(58)は「孫の居住地に教育資金として」。長野の会社員女性(43)は「震災復興に協力したい」と東北の自治体に寄付した。
 もう一つが、返礼品目当ての寄付だ。千葉の自営業女性(58)は「サクランボがほしくて山形県天童市に寄付しました。おいしいサクランボが届きうれしかった」。鳥取県倉吉市が出した人気バーチャルアイドル「初音ミク」のフィギュアや、奈良県生駒市が出す「幻のラムネ菓子」など、期間や個数限定の返礼品にひかれたと書く人もいた。
 一方、制度のあり方や加熱する返礼品競争に疑問を投げかける声も目立った。
 「住んでいる自治体から行政サービスを受けているのだから、そこに納税するのが当然だと思う」(広島、44歳女性)、「いいものを手に入れる通販のように扱われていることに疑問を感じる。その土地をよくしたい、応援したいという気持ちが先にあるべきだ」(宮崎、64歳男性)
 

投稿者: 松村税務会計事務所

SEARCH

CATEGORY

HOME
メールでのお問い合わせ 営業時間 9:00~17:30 定休日 土日・祝日 土日・祝日時間外予約可