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2015.02.16更新

「国民性調査」初めて逆転

日本人「礼儀正しい」「親切」急上昇

 日本人の考え方などを探るため、大学共同利用機関・統計数理研究所が5年ごとに行っている調査で「たいていの人は他人の役に立とうとしている」と答えた。「自分のことだけに気を配っている」と答えた人は42%で、初めて逆転した。
 同研究所などは、東日本大震災での被災者やボランティアの、他の人を思いやる振る舞いが影響したとみている。
 調査は1953年に始まった「日本人の国民性調査」。13回目の今回は昨年10〜12月、無作為で抽出した20〜84歳の男女計3170人に面接して聞いた。
 日本人の長所を尋ねた質問(複数回答)では、「礼儀正しい」が77%、「親切」が71%でいずれも過去最高だった。
「礼儀正しい」は58年から2003年にかけては37〜50%の間で推移していたが、前回08年調査で60%となり、今回は17ポイント増えた。「親切」は前々回03年が41%、前回が52%で、今回19ポイント上昇した。
 「まじめに努力していれば、いつかは必ず報われると思う」は全体の72%で、「いくら努力しても、全く報われないことが多いと思う」の26%を大幅に上回った。ただ、20〜30歳代の男性では「報われない」が37%と多かった。
 本田由紀・東京大学教授(教育社会学)は「努力が報われないと感じるのは、若い社員を酷使して捨てるブラック企業など、働きに見合った見返りを得られない状況が広がっているからではないか」と話している。

投稿者: 松村税務会計事務所

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