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2014.10.10更新

夏になると家族や友人と、または恋人と過ごした休日が脳裏に浮かんできませんか。暑さからも日常からも開放され、一息ついた思い出の地、一度は訪れたい憧れの地はどこですか?

 「テレビや小説でも定番。ここ以外には浮かばない」(岩手、49歳男性)、「別格」(東京、57歳女性)と7割近くの人が挙げた軽井沢。「毎年ここへ行って何もしない。それが一番」(神奈川、65歳男性)、「清涼な空気の中で心豊かになり、仕事でまた頑張れる」(愛知、66歳女性)と満足度も高く、年間800万人が訪れる。
 「最初は夫婦で、次は娘を連れて、その後は孫たちと」(埼玉、80歳男性)、「小さな池にボート、しゃれた店のコーヒーなどでリッチな気分に」(神奈川、62歳、女性)といった絵に描いたような体験だけでなく、「自分とは無縁だが憧れの地」(岐阜、59歳女性)という声まで。行っても行かなくてもひかれる魅力は何か。
 「エアコンいらず」(埼玉、48歳男性)と避暑本来の目的もバッチリ。「セレブの別荘地」(埼玉、59歳男性)のイメージも強く「車に乗った美智子妃をお見かけした」(東京、60歳男性)などの証言もある。
 軽井沢の代名詞で創業120年の万平ホテル。「ここに行くと、とろけてしまう」(山梨、50歳女性)らしいので、訪ねてみた。しっとりとした別荘が点在する木立を進むと、スイスの山小屋を思わせる建物が見えてくる。1936年の建築当時の姿だ。ジョン・レノンから三島由紀夫まで多くの著名人が滞在した。木陰のカフェで、ジョンが伝えたロイヤルミルクティーをいただく。

涼風の木立を
共に歩いた日

 「朝夕の涼やかな風を感じられることが、愛される一番の理由でしょう。木立を抜け、せせらぎや教会を巡る散歩道には文学的要素もあふれています」とは山田敏彦総支配人。
 確かに多くの作家が当地でペンを走らせてきた。「堀辰雄の、風たちぬや、美しい村が思い浮かぶ」(東京、67歳男性)ほか、静謐な自然環境と非日常性から倒錯した人間関係も描きやすいのか、宮本輝の、避暑地の猫、小池真理子の、恋など、舞台となったサスペンスも多い。
 軽井沢高原文庫の大藤敏行副館長は「師や知人を訪ね、作家に建築家、画家らも集まった。遠藤周作いわく、東京は生活、軽井沢は人生。彼らの別荘は社交の場であり、創作空間でもあった」。
 2位の上高地には、「その絶景に度肝を抜かれた」(広島、66歳男性)、「梓川の透明度と美しさに感動。娘に、梓と名付けた」(兵庫、66歳男性)と称賛の声が続く。
 3位の蓼科近辺は、「見渡す限りシラカバに囲まれていた」(香川、45歳男性)、「スケッチに何度となく通った」(愛知、76歳男性)など、植生の美しさが多くの人の心に宿る。
 4位の清里周辺では、「雑誌NON・NOを読んでいたころ、はやりだった」(青森、50歳女性)と懐かしむ声が。
 箱根は5位。「芦ノ湖の湖面がどこかしっとり見えたのは、当時の恋人と初めての旅行だったから」(海外、53歳女性)。やはり「誰と行くか」は重要のようだ。
 もちろんどの避暑地でも、「東京と変わらない混雑ぶり」(神奈川、69歳女性)、「タレントショップが乱立」(神奈川、43歳男性)などの「がっかり」体験もありましょう。「帰ってきてからのダメージが大きい」(東京、46歳男性)とか、「私の避暑はうちわと首タオルで冷たいビールを飲むこと」(岡山、64歳女性)との現実的な意見も分かります。

投稿者: 松村税務会計事務所

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