所長ブログ

tel_sp.png
メールでのお問い合わせ

2014.09.17更新

平均51歳二輪販売7.3%増
逆輸入で値頃に

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
 若い頃に熱中し、再び二輪車に乗る中高年層の「リターンライダー」の増加を背景に、二輪車人気が復調している。2013年度の国内販売は47万8127台で、前年度より7.3%増え、伸び率はこの20年間で最大だった。ただ、事故も増えており、メーカーは乗りやすい車種を用意したり、講習会を開いたりして、ライダー復帰を支援したりする。

15万円値下げ〜
 千葉県船橋市の自営業、福岡和利さん(55)は、独BMWの大型車(排気量798CC)を昨年秋に購入した。新しい仲間を見つけ、約30年ぶりにツーリングを楽しんでいる。
 16歳で二輪車の免許を取り、大型車を乗り継いでいた。結婚を機に、家族の時間を優先するため遠ざかっていた。「子育ても一段落し、景気も良くなり、趣味に取り組みたくなってきた」と話す。
 福岡さんが購入したのはBMWが市場拡大のため09年に発売した戦略車種。価格競争に挑んで昨年春に約15万円値下げし、日本メーカー並みの約110万円にしたことで、「40〜60歳代を中心に人気に火が付いた」(BMW販売店)という。
 BMWライダー約2000人が所属するクラブ「BMOJ」会長の並河勝典さん(52)も、「時間に余裕が出てきた中高年の復調が目立つ」と話す。

座席低く2割軽く〜
 日本自動車工業会によると、二輪車の国内販売台数は1982年度の328万台をピークに減り続け、09年度は42万台まで落ち込んだが、ここ数年は持ち直している。二輪運転者の平均年齢は51.0歳で、8年前より8.3歳上がり、復帰組が増えているとみられる。
 背景には、日本メーカーの逆輸入が増えて価格が手ごろになったことがある。スズキの中国製「GSR250」(248CC)は約45万円と10年前の同じ排気量よりも10万円程度安いという。海外メーカーもBMWのように、国内メーカーに対抗して値下げしている。
 若い頃に比べて体力に自信がなくなった世代を意識して設計車種も増えている。スズキとホンダは今年に入り、楽な姿勢で乗れるように座席の位置を低くした車種を相次ぎ発売した。ヤマハ発動機は、車両重量を同じ排気量の二輪車より2割程度、軽くして、取り回しやすくした。

中高年の事故増〜
 ただ、中高年による事故も増えている。昨年の50CC超の二輪車事故による死者465人のうち、40,50歳代が170人と4割近くを占め、初めて10,20歳代の合計(147人)を上回った。
 このため、ヤマハ発動機は、中高年向けの運転講習会を全国で開いている。ブレーキ動作やUターンなどの基本技術を2時間半、しっかり教える。「久しぶりの運転でも楽しめるように、レッスンにとりくんでもらうことが、Uターンライダーの定着につながる」(ヤマハ発動機)という。

投稿者: 松村税務会計事務所

SEARCH

CATEGORY

HOME
メールでのお問い合わせ 営業時間 9:00~17:30 定休日 土日・祝日 土日・祝日時間外予約可