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2014.08.15更新

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
 教室まで運ぶのが大変だった牛乳瓶のケース。余った牛乳の争奪戦。牛乳を飲んでいる女子を必ず笑わせようとする男子。学校給食での牛乳の思い出は尽きることがありません。6月は、業界団体が定めた牛乳月間。ウン十年前に教室で飲んだオトナたちに、いまの牛乳とのかかわり、給食での扱いについて聞きました。

給食にさまざまな声

 4人に3人は日常的に牛乳を飲んでいた。「家族全員牛乳が好きで、4人家族で週に10本の牛乳が消費される。週末になると牛乳を大量買いする」(大阪、47歳女性)。10本!冷蔵庫にパックが整然と並ぶ光景はきっと創刊だろう。
 そのままゴクゴクと飲むと言う人が多かったが、コーヒーや紅茶に入れたり、きなこを加えたり、温めたりと、さまざまな工夫をしていた。
 中高年にはカルシウム源として期待されていて、「骨粗鬆症の予防のためにも毎日飲んでいます」(愛知、61歳女性)という声が多く寄せられた。また、お通じに効果があるとされ、「起き抜けの一杯の冷たい牛乳は便秘予防には必需品です」(神奈川、62歳女性)という声が聞かれた。
 おいしさも、飲む理由の上位に挙がった。「子どものころの給食は脱脂粉乳でした。それに比べれば牛乳は何とおいしいことか」(埼玉、58歳女性)。牛乳メーカーの努力もあるだろう。
 ただ、国民全体でみれば、牛乳の消費量は減っている。農林水産省によると、一人あたりの年間の牛乳の消費量は、1994年の34.7リットルから2013年度は23.8リットルにまで減った。牛乳の業界団体「Jミルク」によると、少子高齢化や飲み物の多様化、外食中心の単身世帯の増加などが背景にあるという。
 牛乳を飲まない理由は、「おなかがゴロゴロする」が最多だった。「牛乳は腸がうけつけない。アイスコーヒについてくるコーヒーフレッシュでも、アイスクリームでも即ゴロゴロ」(京都、57歳男性)というのはつらい。原因は、牛乳に含まれる乳糖だ小腸の乳糖分解酵素の働きが弱いと、乳糖を消化できず、ゴロゴロしてしまう。
 牛乳NGの人たちの支持を集めているのが、乳糖の分解が進んでいるヨーグルト。「牛乳で自家製ヨーグルトを作っている。ヨーグルトで必要な栄養は取れていると思う」(神奈川、39歳女性)
 学校給食で毎食ご飯を出している新潟県三条市は、今年12月からの冬の期間、試験的に牛乳の提供をやめることにした。この判断に、「牛乳を奪わないで」「和食に合わない」などと賛否に声が相次いだ。
 みなさんに給食で牛乳を出すことの賛否を尋ねたところ、賛成が6割を超えた。
 「子育て中は、子どもが毎日牛乳を飲んでいると思うと安心感があった」(大阪、51歳女性)というのは親の率直な気持ちかもしれない。「和食に牛乳が合わないと言うが、食後にデザートとして飲めばよい」(新潟、53歳、男性)という意見も。
 一方、わが子が幼児期に牛乳アレルギーだったという東京の女性(40)は「管理栄養士に乳製品なしでもカルシウムが取れるメニューを教わった。牛乳振興はそろそろ捨てるべきだ」との意見を寄せた。
 牛乳を出すことに賛成でも、今の出し方に疑問を持っている人はいた。「アレルギーの子やおなかを壊しやすい子もいるので、希望者だけ飲む形にできればいいのに」(東京、42歳女性)、「10時半から11時ごろを牛乳タイムにすれば、給食までの空腹もいやされる」(福岡、60歳女性)と言った声があった。
 Jミルクの前田浩史専務理事は「栄養バランスやコストなどを考えると、牛乳は給食のメニューとして使いやすい。今回の三条市の判断は、給食の役割や給食での牛乳の位置づけを改めて考えてもらうよい機会になると思う」と話す。


投稿者: 松村税務会計事務所

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