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2017.11.06更新

 「最近、人の名前が出てこない・・・」そんな中高年のもの忘れ改善をうたう市販の医薬品の発売が続いている。漢方薬に使われる生薬のエキスが主成分で、厚生労働省がガイドラインを示したことを受けで各社が発売した。ただ、薬が効能をPRする「加齢による中年期以降の物忘れ」と認知症は異なり、厚労省は販売時に注意喚起するようメーカーに求めている。

 市販の漢方薬でシェア1位のクラシエ薬品は、「アレデル顆粒」(税抜き1900円)を売り出した。思い出せなかった「アレが出てくる」という意味で商品名を付けた。商品の外箱には「物忘れを改善する」と表記してアピールする。

 小林製薬は、錠剤タイプの「ワスノン」(同3700円)を発売。同社によると、含まれる成分が「脳内の情報伝達を活性化する」という。ロート製薬も「キオグッド顆粒」(同1800円)を売り出した。売れ行きは好調という。

 各社の薬の主成分は「オンジエキス」。オンジとは、植物のイトヒメハギの根の部分を使った生薬で、東洋医学で「健忘」に効く薬として使われてきた。

 複数の生薬を組み合わせた漢方約は普及しているが、1種類の生薬をエキスに濃縮した医薬品は国の審査基準の整備が遅れていた。2015年、厚労省が一般用医薬品向けの生薬の製造方法や効能などのガイドラインをつくった。オンジはその一つで、各社が「もの忘れ改善薬」を商品化した。

 もの忘れでも、日常生活に支障が出るなど、認知症が疑われる場合は、早期に医療機関を受診する必要がある。クラシエ薬品は商品紹介のホームページに「物忘れの内容によって、病気(認知症)の前兆を疑うことも重要」と記載している。「適切な医療を受ける機会が失われないよう、注意喚起を含めた配慮を求めている」としている。

投稿者: 松村税務会計事務所

2017.11.01更新

体験促す人材資格で育成・認定

 

 子どもたちが自然体験できるように促す人材を育成する資格がある。公益財団法人日本生態系協会が認定する。「こども環境管理士」。自然環境につての知識を持ち、子どもたちが自然に触れ合う場をつくることを担う専門家だ。主に、幼稚園や保育園のの保育士、自然保護のNPO職員など、幼児期の子どもたちに接する人たちが認定を受け、仕事でいかしている。

 横浜市緑区のながつた幼稚園には園舎に隣接して小さな里山がある。笠原逸子園長(58)はこども環境管理士の資格を持つ。

 6月下旬、朝9時からの外遊びの時間に子どもたちを里山に誘った。この日の朝、里山のビオトープで羽化したばかりのトンボを見つけておいた。

 「トンボがうまれているよ。さあ、トンボはどこにうまれたかな?」

 子どもたっちがゆっくりと歩きながら探している。「どこ?」と聞く子どもたちに、「どこで生まれるんだっけ?」と聞き返し、水辺の周りを注意深くみていると、「もう少し」と声をかける。しばらくして、「園長先生、いたー!」と歓声が上がった。

 

投稿者: 松村税務会計事務所

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