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2017.05.08更新

国交省基準、圧迫程度2割減へ

エアバック普及→頭より胸に致命傷

 

 車に乗車中の人が死亡する事故で、致命傷となる部位は近年、「頭部」よりも「胸部」が多くなっている。エアバッグの普及で頭部が守られている反面、シートベルトの締め付けの高齢者が耐えられないケースがあるためだ。国土交通省は、ベルトから胸にかかる圧力を下げるよう、基準を改める方針をきめた。

 交通事故で乗車中の人が亡くなるけケースは年々、減少傾向にある。国交省によると、2004年の2918人から、15年には1499人に半減した。致命傷となった部位では、04年に約41%を占めた頭部が最も多かったが、エアバッグの普及もあり、15年には約30%まで下がった。

 かわって致命傷部位で最多になったのが胸部だ。12年に頭部を上回り、15年には約35%を占めた。シートベルトは事故の衝撃がかかると強く締まって体を守る。その締め付けで骨折したり、内臓を損傷したりすることがあるという。

 エアバッグがない時代は頭部がフロントガラスなどにぶつからないよう、強い締め付けが必要だった。しかし、エアバッグが普及し、近年の新車には標準装備されているため、頭部損傷が減少。シートベルトで強く締め付ける必要はなくなってきたため、国交省は性能基準を見直すことにした。具体的には、事故時の締め付けによる胸部の圧迫の程度を現行の8割まで低減し、衝撃時にも安全に体を守れるようにする。

 国交省は今年、道路運送車両法に基づく規定を改定する意向で、輸入車も含めて、20年9月以降に発売される新型車を対象とする方針だ。担当者は「死傷事故をさらに減らすための変更」と説明している。

 

投稿者: 松村税務会計事務所

2017.05.01更新

2016年販売額

雑誌が書籍下回る

 

 出版科学研究所はさきごろ、2016年の紙の雑誌の販売金額が約7200億円の見込みとなり、41年ぶりに書籍を下回る見通しになったと発表した。書籍は約7300億円、出版物全体では、約1兆4500億円の見込み。

 同研究所によると、16年1~11月期の雑誌の推定販売金額は、前年同期比6.4%減の6633億円。月刊誌は同6.0%減。週刊誌は同8.0%減。最盛期に600万部をこえていた「週刊少年ジャンプ」(集英社)が秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」など人気作品の連載完結もあって210万部台に、「週刊少年マガジン」(講談社)も100万部の大台を割るなど、コミック誌の低迷が目立つ。

 男性ファッション誌「GAINER」(光文社)などの休刊や、「クーリエ・ジャポン」(講談社)など紙の雑誌から電子版への移行も相次いだ。一方、NTTドコモの電子雑誌定額読み放題サービス「Dマガジン」の契約数が300万を超す伸びを見せている。出版ニュース社の清田義昭代表は「ネットやスマートフォンの影響が大きいが、雑誌は、出版社に安定した購読・広告収入をもたらし、流通ルートの運営にも大きな役割を果たす。出版界には大きな事態だ」と語る。

投稿者: 松村税務会計事務所

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