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2014.07.04更新

街ぐるみにぎわい演出

会議所婚活イベントが盛んになった主因は街コンの流行。街コンは街ぐるみで行われる合コンイベント。一定時間に開催地区の定められた複数の飲食店を回って、男女の交流を深める。04年に宇都宮市で開催された「宮コン」が発祥といわれている。
 島根県の出雲商工会議所青年部は12年11月、初の婚活イベントを実施するに当たって「街コン方式」を採用した。20歳から45歳までの独身男女を対象に350人ずつ、合計700人を集めて「お結びコンIN出雲」を開催。参加店舗は出雲市駅周辺・商店街中心に30店。参加費は男性5500円、女性3500円で、飲み放題、食べ放題にした。
 3ターン制で、1ターンが1時間。2ターンまでは指定店を回り、3ターン目は自由とした。地元の活性化と、商店街振興が狙いで、昨年11月には商店街が別のイベントと同時開催。同じく700人が参加しにぎわった。
 福井県の小浜商工会議所も「流行にのってみよう」と実行委員会を組織し、13年3月に小浜通り商店街の飲食店を借り切り、飲み会スタイルの「街飲み祭り」を開催した。若者を中心に地域を盛り上げ、街の魅力を再認識してもらうきっかけをつくろうというのが狙いだ。
 ビール会社からスポンサー協力を得て、独身・既婚を問わず、20歳以上の男女各80人を集め盛り上がった。現在は婚活事業を民間企業に引き継いだ。
 大分県の豊後高田商工会議所は、大分県の委託を受けて12年度に3回、13年度に2回の「昭和の町DE街コン」を開催した。その他の受託出会いイベントを合わせ12年度は11回、489人が、13年度には18回で約500人が参加。12年度には34組のカップルが成立した。

食や学びで交流

 名所観光で他地域女性の心をゆさぶって_。釣りで地元の魅力実感してもらって_。学びの中から出会いの雰囲気を醸成して_。とイベント戦略も百貨繚乱。
 名所観光で他地域女性の心をくすぐったのが鳥取県の倉吉商工会議所青年部。13年3月、25歳から40歳代の鳥取県在住の男性と、倉吉市に住んでもいいと思っている25歳以上の大阪府在住の女性を対象に、旅行者のカリスマ添乗員監修による「倉吉恋の物語2013春〜倉吉の観光名所を巡るバスツアー」を実施。男性25人女性12名が参加。11組のカップルが成立し、うち1組が結婚した。結婚に意識の高い女性を集めたことが成功の要因だとしている。
 婚活イベントは10年に県内在住者100人規模で実施しただけ。他地域の女性対象は初。チャンスがあればまた実施する考え。
 「釣りコン」を実施したのは三重県の尾鷲商工会議所青年部。魚釣りや海産物を食べることで尾鷲の魅力を実感、地元で結婚、住んでもらおうと昨年12月、20歳から50歳までの独身男女を対象に「尾鷲で釣りコン&BBQ」と銘打ち実施。男性19人、女性12人が参加した。カップルができたかどうかは追跡調査をしていないため不明。
 「学び」と「婚活」を組み合わせた「カルチャー婚活」を実施したのは静岡県の焼津商工会議所女性会。14年2月に「カルチャー婚活パーティー」と銘打って「であいふれあい交流会」を開催。男性23人、女子24人が話し方・聞き方などのコミュニケーション・スキルやマナーを学び、その後のパーティーでセミナー内容の実践応用を試みた。
 同女性会では年2回婚活事業を実施した。いろいろ工夫をこらし、これまで19回開催している。

投稿者: 松村税務会計事務所

2014.07.02更新

人のつながりサポート

チャペルで開催、バスツアーで、釣りで、カルチャーで_。離婚者・シングルマザー対象もあって、商工会議所の婚活イベントは花盛り。商店街活性化に寄与する街コンのブームもあって、開催商工会議所数も、参加人数も大きく増えている。最近の商工会議所婚活のイベントについてのレポートです。

再婚希望も成果

 2014年1月、離婚女性やシングルマザーを対象に婚活イベント「もう一度、いい恋しようよ」を開催したのが、島根県の江津商工会議所青年部。過去8回婚活イベントを開催、「マンネリ化を打破しよう」との機運が盛り上がり、「シングルマザー問題などが世情で取り上げられていたこともあり、応援しよう」(同商工会議所)と開催することとした。
 例年実施している「いい恋しようよ」の特別版として、20歳から40歳までのシングル男女を募集。定員だ男女各20人に対し男性36人、女性23人が応募し抽選に。ゲームやケーキづくりなどを行い男女のコミュケーションを図った結果、8組のカップルが成立した。
 「もう一度、いい恋しようよ」に限らず同商工会議所の婚活イベントは人気が高い。初回は青年部員が声かけに精を出し、男性8人、女性6人を集めるのがやっとだったが、2回目からは応募が多く抽選に。昨年までに300人弱が参加、50組のカップルが誕生した。
 14年2月の「いい恋しようよ2014」には、市内外合わせ男性62人、女性38人、計100人が応募。抽選の結果、20人ずつで実施、4組のカップルが誕生した。「ここ数年は全国的な婚活ブームにも乗っている感じ」だという。

式場で盛り上げ

 「結婚」を意識してもらおうと結婚式場とタイアップ。チャペルで開会式を挙行、聖歌隊による歌でイベントを盛り上げたのが、愛知県の春日井商工会議所とその青年部。13年度は10年度に続いて、異例の2回の婚活イベントを開催し、アウトドアの出会いの場も提供した。
 春日井商工会議所は07年から婚活イベントを始めた。「恋のダイサク〜恋のハッピー大作戦」と銘打ち、事業を展開。チャペルで開会式を行った第8回では20歳から49歳までの男女162人(男性78人、女性84人)が参加。ゲーム・イベント、フリータイム交流などを行った。
 結果は、チャペルでの結婚式的雰囲気を醸し出したためか、44組のカップルが誕生した。続いて実施した第9回でも男性51人、女性57人が参加、27組のカップルが誕生した。
 「青年部員たちのサポートがよいためか、最初から参加者集めに苦労したことはなく、カップルの成立率も高い。苦労は参加者の選考」(同商工会議所)。累計男性810人、女性825人が参加、293組のカップルが生まれている。
 「プライバシーの問題があり調査したことはないが、10件弱は結婚に至ったと聞いている」と話す。

投稿者: 松村税務会計事務所

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