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2013.10.30更新

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
2006年ごろには皆無だった公開型の女性リーダー育成セミナー。しかし、最近は女性リーダーや女性管理職の育成にやっきになっている企業が増えています。ただ、女性リーダー育成研修はやることはきまったものの、教える講師選びと、その内容に関して迷っている会社は多いのではないのでしょうか?

研修の講師選び

 自分の会社のなかで、女性管理職として、ロールモデルがそだっているなら、彼女たちの体験談を中心に、それを参加者が共有することから始めるということもできます。でも、そのロールモデルをつくろうとしているわけですから、どこからか研修をやる講師を探してこなくてはなりません。
 また、どんな内容を行うことが重要なのか、効果的なのかという、カリキュラムの検証もしなくてはなりません。
 公開セミナーに参加した女性が丸一年がかりで会社で研修開催にこぎ着けました。その会社は数年前から女性活躍推進への取り組みはしており、女性向けの研修も初めてではありませんでした。数年前に実施した時は、女性のキャリアアップをテーマにしたようですが、参加した女性たちの感想は、あまり良いものではなかったようです。
 「講師の話に共感できなかった」「いきなり、そんな服装ではキャリアを目指す女性はダメと注意されて、すごく傷つきました」。過去の研修を振り返って、感想を語る女性たちに、「男性講師だったの?」と聞くと、「女性の講師です。企業に勤められて、バリバリ活躍して、独立起業した女性社長の方でした」。どうやら、スーパーウーマン&バリキャリの合体したような女性を、男性目線で経営陣や人事部門が選んでしまったようです。
 女性のキャリア意識やリーダーになる意識を高めるために、成功している女性リーダー、できる限り有名人を呼ぶという発想は陥りやすい失敗です。上から目線で、自分のキゃリアを基準に、私みたいに成功したいならこうあるべき、こうでなければダメというような話をされて、よしやろうと思う人はいないのは当たり前です。
 女性リーダーの研修の講師の第一条件は、その人が参加者にとってのロールモデルとして、またメンターとして感じられ、言葉に共感がもてる人かどうかです。初めての会社からの問い合わせに対して、「私の公開セミナーや講演を実際にご自身が、そして参加対象となる方が聞いて、体感してください。私の言葉と私のカリキュラムに共感できるなら、私が御社にうかがう意味があるでしょう」と講師の方は言っていました。

投稿者: 松村税務会計事務所

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