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2016.07.13更新

人事異動があると、移動内容によって「栄転」といわれたり、「左遷」と同情されたり。とはいえ、会社に全人生を捧げる生き方もはやらないような。あなたにとって、出世は大切ですか?現役世代、リタイア世代、働き手の家族にも答えていただきました。

「向上心」「頑張り」映す?

 「出世」って何だろう。考え込んで混乱してしまうほど、多種多様な価値観があるようです。
 まずは6割を占めた「大切」と答えた人の意見から。「初めから出世=向上を諦めるような会社に未来はない」(栃木、68歳男性)、「大卒のサラリーマンなら、出世は必須。本人のがんばりは結局、出世という形で表現される」(京都、53歳女性)、「自分らしく生きるには出世したほうがいい。上司と言われる人たちからコントロールされるのは我慢がならない」(大阪、59歳男性)。
 一方、「大切でない」と回答した人は4割。否定はへ転じるに至ったつらい体験をつづる人が目立った。
 「昔は出世してうれしかったが、仕事人間になってしまい、いつも仕事のことが頭を離れず、ノイローゼになってしまった」(茨城、53歳男性)、「子どもが生まれるまで順調に出世していたが、ストレスだらけで流産・死産を繰り返した。子どもに恵まれ再就職したが、逆に出世には恵まれず。でも結果的には子どもがいてくれたので、出世しなくてよかった」(兵庫、44歳女性)。
 一般的な出世には興味ないとしつつ、独自に解釈してモチベーションにする人も。
 「与えられた仕事を着実にこなし、周りに認められてまとめ役などに指名されるのが出世」(千葉、35歳女性)、「自己表現し、夢や望みををかなえること」(神奈川、51歳女性)。
 「出世するには家庭を犠牲にしないといけない?」という質問への回答は、「はい」が44%で、「いいえ」が56%。親や配偶者の出世に対する考え方も、人それぞれだ。
 「父は出世してくれて、お金の不自由を感じさせずに育ててくれた。単身赴任が長く、子どもの私たちは寂しかった。でも、外で活躍していた父は格好よく、尊敬している」(富山、45歳女性)、「夫が出世街道驀進中だが過労死寸前。入院もした。出世レースから降りてほしいが、それも不可能らしい」(東京、41歳女性)。
 出世は「結果」であって「目的」ではない。そう言い切れたら、理想ではある。
 「入社してから、ひたすら実直にその時その場で働いてきた。円満定年退職した時点では、出世組と言われた。振り返れば、その時その場で人に助けられた。すべてのことに感謝」(大阪、69歳男性)

投稿者: 松村税務会計事務所

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